押出成型

押出成型

押出成型とは押出機を用いて、融解した樹脂を金型から押し出すことにより形状を作る成型方法のこと。
金型から押し出された成形品は、どこを切っても同じ断面形状を持つため、一定の形状を大量に生産するのに適している。
そのため同一の断面の製品しか製造ができず、大量生産に向いている方法であり、小ロット生産には向かない。
用途としてパイプ、シート、ダクト、光ファイバーなど、同一断面の製品が求められる分野で広く利用されている。

【メリット】
長尺の製品を効率よく大量生産するのに適している。
連続的な成型プロセスにより、一つひとつの製品を成型する射出成型（インジェクション成型）に比べて生産効率が高い。

量生産には適しているが、設計の自由度が低いという課題がある。
また複雑な形状や細かいディテールが求められる製品には向かない。
押出成型の特性を活かしつつ、他の成型技術と組み合わせることで対応可能な範囲が広がる。

押出機イメージ

 

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