事業を最適化する紙総合商社SHIFTON
SDGs・脱プラスチックが叫ばれている中、なにから手をつけていいか分からなくなったことはありませんか?
紙は再利用でき、環境にも優しい素材ですが、さらに方法があるのではないかとお困りの方に向け、今回は環境配慮に期待できるグリーン紙管をご紹介いたします。
紙やフィルム、テープなどを巻き取る用の芯として使用される紙管は、用紙の大きさや用途に合わせて様々なサイズが展開されています。
素材は主に紙・プラスチック・樹脂などを何層にも巻き付け、接着剤と何層にも積み重ねていきます。そのため、再利用するには分離が難しく、使用後の紙管の多くは焼却や廃棄処分となっています。
しかし、分離を可能とし新たに製品に生まれ変わる性能を持った紙管が開発されました。それがグリーン紙管です。
従来の紙管より水に溶けやすく、再生し繰り返して使用できる紙管です。
役目を終えた紙管は、分離がしにくいことから再利用されることは少なく、焼却や廃棄処分を余儀なくされていました。一度のみの使用で再度利用することができないため、コスト面、環境面でも処理にお困りになるという声は多く聞かれました。
そのようなお悩みから開発と改良を重ね、接着剤を合成樹脂系から植物由来のでんぷん系接着剤に変更したことで、簡単に繊維状に分解できるようになりました。
なにがすごいのか
<出典:田中紙管「グリーン紙管」https://www.tanakapt.co.jp/pickup/green/(参照2022/03/01)>
・離解性
通常の紙管に比べ、水に溶けやすくおよそ30分後には紙の層に分離します
・温度変化
通常の紙管と同じく湿度には耐久性があります
・性能比較
これらのことから、グリーン紙管には従来の紙管と変わらない品質を求めることができます。
違いは離解性の高さだけとなり、リサイクルができるグリーン紙管の性能が高いことが伺えます。
・環境配慮への貢献
米国では離解性の高い製品が求められていることから、世界各国に向けてグリーン紙管は出荷されています。
昨今は品質の良さと同等に、どのくらい環境へ配慮しているかも求められています。
段ボール、用紙は古紙としてリサイクルされます。一方、紙管のほとんどは水に溶けず、廃棄されることになります。廃棄に要する費用もかかり、ごみを排出していることはあまりよい印象を持たれません。
脱プラスチックへの動きから紙への期待が高まっていることに対し、グリーン紙管に切り替えることで紙を原料とするようにできる、何度も使用することで資源の減少を抑えられるなどのメリットが生まれます。
グリーン紙管は環境面、コスト面で期待に応えます。
環境に優しい材料で作られた紙の使用に次いで、紙のさらに芯に近い部分からエコについて考えることで、再利用へのさらなる貢献が期待されます。
グリーン紙管は田中紙管(株)がレンゴー(株)と共同開発した商材であり、まだ始まったばかりの環境配慮へ可能性を持った製品です。
SHIFT ON promotionでは、
・グリーン紙管を使用したインクジェットの販売
・使用後のグリーン紙管の回収システムの構築
・使用済のグリーン紙管を原料とした水平リサイクル
など様々なソリューション開発を進めています。
他にもインクジェット資材のリサイクルやコスト削減についてのご相談はお気軽にSHIFT ON promotionまでご連絡ください。
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