静脈物流とは、消費者から生産者へ向かう物流のことを指す。リバースロジスティクスとも。
具体的には返品や使用済み製品の回収、廃棄物の輸送などの物流のこと。
対義語に動脈物流があり、こちらは生産者から消費者に向かっての物流を指す。
もともとは消費者からの返品を指していたが、資源有効活用の高まりによって回収・廃棄も含まれることとなっている。
循環型社会の構築を目指して、廃棄物や副産物を広域的にリサイクル施設へ流動させることを進めるための拠点港湾を言う。※1
小エネルギー消費、Co2排出削減など環境負荷の低減を考えた海上輸送を目指している。
日本では国土交通省を中心に、港湾や海上輸送を活用した総合静脈物流拠点港の整備が進められている。
おおまかに返品、回収、廃棄の3つに分けられる。共通する物品の種類として、不要になった製品ということが挙げられる。
●返品物流:消費者による注文ミスや、リコールなどにおける不具合の物品を返品する
●回収物流:不用品や資源として再利用できる物品、パレットなどの資材を回収する
●廃棄物流:リサイクルが難しく、適切に廃棄処理をされる物品
返品・回収された物品はリサイクルや再利用を行い廃棄物の削減につながる。
また、送り返す制度が整っていることで、不必要=廃棄ではなく、再利用やリサイクルといった選択肢ができる。
環境負荷を低減するために、廃棄物の削減や資源の有効活用を目的としている。
廃棄物として処理する一方向の流れではなく、持続可能な社会を実現するためにも、物流の流れを広げることが求められている。
※1 国土交通省「リサイクルポート(総合静脈物流拠点港)」(閲覧:2025/1/16)
https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr6_000007.html
パッケージの最適化を通じて、コスト削減、環境対応、業務の効率化などの課題を解決します。
SHIFT ON packagingではパッケージソリューションをご提案いたします。
まずはお気軽にお問い合わせよりどうぞ。
SHIFT ONのソリューションに
関するお問い合わせや、
資料のダウンロードはこちらで承ります。
持続可能な社会や事業に向けた行動変容に対して意識を「シフト」させるための取り組みを提案します。
紙製品に関する意外と知らない用語が詰まってます!
ぜひお役立ち用語集、ご活用ください。