フリース壁紙とは?ホテル・商業施設の空間デザインを実現する不燃壁紙「インプリミフリース」

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ホテルや商業施設の空間づくりでは、企業のコンセプトやブランドストーリーをいかに空間で表現するかが、他施設との差別化を左右します。そのため、内装設計会社・デザイン会社には、これまで以上に高いデザイン提案力が求められています。
一方で、不特定多数が利用する施設では、不燃性能などの法令対応も欠かせません。デザイン性と安全性のどちらも妥協できないことが、商業空間の壁材選びの難しさといえます。
本記事では、「空間の独自性」と「不燃性能」を両立する壁材として、日本初の不燃認定を取得したフリース素材の壁紙「インプリミフリース」を軸に、壁紙選びの考え方から製品の特徴、導入までの流れをわかりやすく解説します。

壁紙から考える
環境にも、人にも優しい空間づくり

  • 塩化ビニール壁紙の課題
  • 自然素材のフリース壁紙
  • IMPRIMI FLEECEの特徴
目次

ホテル・商業施設の空間デザインに求められる3つのこと


ホテルや商業施設の空間を手がけるとき、壁材には「独自性」「安全基準への適合」「耐久性」という3つの要素が求められます。デザイン性だけでなく、法令対応や長期の維持まで見据えることが、選ばれる空間づくりの前提になります。

独自性|ブランドストーリーを空間で伝えるデザイン力

施設の魅力は、ブランドのコンセプトや世界観をどれだけ空間で体現できるかにかかっています。壁面は空間の大部分を占めるため、そこにオリジナルのデザインを表現できるかどうかが、顧客体験の質や施設の印象を大きく左右します。
既製の柄では表現しきれない独自の世界観を、オリジナル壁紙で自由に描けることは、ブランドストーリーを伝え、他施設との差別化を実現する強力な手段になります。ホテルでは客室や共用部の世界観が宿泊体験の満足度や客室単価にも影響するため、空間の独自性は投資に見合う価値を生み出します。

安全基準への適合|不燃性など内装制限(法令)への対応

ホテル・商業施設・飲食店など、不特定多数が利用する建築物では、建築基準法の内装制限により、壁や天井に使う材料の不燃・準不燃性能が求められます。デザイン性を優先するあまりこの法令適合を欠いてしまうと、そもそも採用できません。
だからこそ、不燃認定を取得した壁材を選ぶことが前提条件になります。認定番号のある製品かどうかを確認することが、安全で確実な空間づくりの第一歩です。

耐久性|施工後も長く品質を維持できること

商業空間は人の出入りが多く、壁紙には擦れや衝撃、経年劣化への強さが求められます。ジョイントの開きや破れ、色あせが起これば、美観を損なうだけでなく、張り替えの手間やコストにも直結します。
施工後も長く品質を保てる壁材を選ぶことは、結果的にトータルコストの最適化につながります。寸法安定性の高さは、長期にわたって美しさを維持するうえで重要な指標です。

壁紙選定の選択肢とそれぞれのメリット・デメリット


壁材にはさまざまな選択肢があります。塩ビ壁紙のほかにも、布クロスやオレフィン系、木質系、紙クロス、珪藻土・漆喰などの種類がありますが、ここでは商業空間で特に検討されることの多い「塩ビ壁紙」「フリース壁紙」「インクジェットメディア壁紙」の3つを取り上げ、それぞれのメリットとデメリットを整理します。まずは下の比較表で全体像をつかんでください。

種類 主なメリット デメリット・留意点
塩ビ壁紙 安価で広く普及している/手入れしやすい/色柄が豊富 VOC・シックハウスの懸念/廃棄時の環境負荷が大きい/湿気・カビの影響を受けやすい/10〜15年でジョイントが開く場合がある
フリース壁紙 寸法安定性・耐久性が高い/結露・カビを抑制しやすい/可塑剤の使用を抑えている 一般に塩ビ壁紙より高価
インクジェットメディア壁紙 オリジナルデザインを高精細に再現/表現の自由度が高い 専用プリンタでの出力が必要

塩ビ壁紙(塩化ビニール壁紙)|普及率は高いが課題もある

塩化ビニール壁紙は、手入れのしやすさや安定した品質・価格から、国内で最も広く普及しています。そのシェアは9割以上(一部の統計では96%)を占めるとされます。
一方で、可塑剤やVOC(揮発性有機化合物)による健康・シックハウスへの影響、廃棄時の環境負荷、通気性のなさによる湿気・カビ・結露といった課題も抱えています。耐久性の目安は10〜15年で、経年でジョイントが開きやすい点にも留意が必要です。

フリース壁紙(不織布壁紙)|寸法安定性と耐久性に優れる

フリース壁紙は、パルプにポリエステルなどの繊維を絡ませた不織布を基材とする壁紙です。水を含んでも伸縮が少なく寸法安定性が高いため、施工後のジョイントの開きが起こりにくいのが特徴です。
下地のクラックにも強く、通気性・調湿性によって結露やカビを抑えられます。可塑剤を抑えた安全性の高さもあり、塩ビ壁紙の課題を補う選択肢として注目されています。

インクジェットメディア壁紙|オリジナル壁紙を自由にデザインできる

インクジェットメディア壁紙は、専用のプリンタでデザインを直接出力できる壁紙です。既製の柄にとらわれず、ブランドの世界観に合わせたオリジナル壁紙を高精細に再現できます。
基材にフリース素材を用いれば、デザインの自由度と、寸法安定性・耐久性・環境配慮を同時に満たせます。次章で紹介するインプリミフリースは、まさにこの特徴を備えた製品です。

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新たな選択肢として注目されるフリース壁紙「インプリミフリース」とは

ここからは、塩ビ壁紙の課題を補い、オリジナルデザインの再現性と不燃性能を両立する製品として、フリース素材の壁紙「インプリミフリース」を紹介します。まずは概要と製品仕様を確認しましょう。

インプリミフリースの概要|自然素材フリースの壁紙用インクジェットメディア

インプリミフリースは、パルプを主成分としたフリース(不織布)を基盤とする、壁紙用のインクジェットメディアです。通気性・透湿性が高く湿気がこもりにくいため、快適な室内環境づくりに役立ちます。また、繊維が絡み合った強靭でしなやかな素材のため、割れや剥がれが起こりにくいのが特徴です。パルプを主原料とするやさしい質感と、繊維が折り重なることで生まれる奥行き、テカリのないマットな発色により、上質で高級感のある空間を演出できます。
最大の特徴は、フリース素材のインクジェットメディアとして日本で初めて不燃認定(不燃材料認定NM-5450)を取得している点です。デザインの自由度と安全性を、高い次元で両立します。

インプリミフリースがホテル・商業施設に適している理由


では、インプリミフリースはなぜホテル・商業施設に適しているのでしょうか。前章までに挙げた「独自性・安全性・耐久性・環境配慮」という要件に、一つずつ応える製品であることを、4つの視点から見ていきます。

空間の独自性・安全性・耐久性・環境配慮を高いレベルで両立する

インプリミフリースは、デザイン性と法令適合、長期の維持、環境への配慮を同時に満たせる壁材です。以下の4つの強みが、その理由です。

オリジナル壁紙を高精細に再現できる

インクジェット出力により、ブランドの世界観に合わせたオリジナル壁紙を高精細に再現できます。テカリのないマットな発色で落ち着いた高級感のある空間を演出でき、幅広いシーンで活用できます。たとえばホテルではコンセプトを反映した高級感のある宿泊空間に、飲食店では店舗デザインやショップサインに、展示会・イベントでは出力精度の高さを活かしたブース装飾にと、用途に応じて空間の世界観を自在に表現できます。

フリース素材で日本初の不燃認定を取得

フリース素材のインクジェットメディアとして、日本で初めて不燃認定(不燃材料認定NM-5450)を取得しています。内装制限のある空間にも採用でき、シックハウス対策材料認定(MFN-3734 F☆☆☆☆)も取得済みです。なお、不燃認定は基材との組み合わせによります。

優れた耐久性で長期間、美しさを保つ

寸法安定性が高く伸縮が少ないため、印刷時の絵柄のずれや端の切れが起こりにくい素材です。ポリエステル繊維を加えることで強靭になり、引張強度が高くクラックやクロス切れが発生しにくくなっています。可塑剤を使用していないため、経年でのジョイントの開きも起こりにくく、長期間美しさを保てます。

環境にも人にもやさしく環境配慮に貢献

主成分のパルプに森林認証(FSC)を受けた原料を使用しており、持続可能な森林管理に貢献します。可塑剤を使用していないため人体への影響も少なく、紙由来の自然素材ならではのやさしさを備えた、環境にも人にも配慮した壁材です。

インプリミフリース施工時のポイント

施工時のポイントとして、インプリミフリースは紙系壁紙で発泡性がないため、下地を拾いやすい面があります。下地に難がある場合はエンボスタイプがおすすめです。また基材が白色のため継ぎ目が見える場合がありますが、エンボスタイプは継ぎ目が目立ちにくくなっています。塩ビ壁紙より若干コストは上がるものの、美しさと耐久性を長く保てるため、長期的・総合的なコストパフォーマンスは高い壁材です。

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まとめ|「空間の独自性」と「不燃性能」を両立する壁紙選びはKPPへ

ホテル・商業施設の空間には、独自性・安全性・耐久性・環境配慮が求められます。フリース素材のインプリミフリースは、それらを高いレベルで両立できる壁材です。
空間の独自性と不燃性能を両立する壁材選びには、専門的な視点が欠かせません。国際紙パルプ商事(KPP)では、インプリミフリースをはじめとする壁材の選定から、指定の印刷・加工メーカーとの連携、施工の手配までをワンストップで支援します。
デザイン性・安全性・耐久性・環境配慮を兼ね備えた空間づくりの相談先として、まずはお気軽にご相談ください。詳しい製品情報は、資料でもご確認いただけます。

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