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SDGsは2015年に国連サミットで採択された、2016年から2030年までに達成すべき国際目標のことです。
「Sustainable Development Goals」の略であり、持続可能な開発目標と訳されます。 17のゴール、169のターゲットから構成され、持続可能でよりよい世界を目指すために掲げられました。
私たち人類は、地球という基盤の上で暮らしています。
地球やそれを取り巻く自然環境が壊れてしまったら、私たちは暮らすことができません。
近年、温暖化などの気候変動や戦争における破壊行動、貧困や人権問題といった、私たち人類が自分たちと地球のために考えていかなければならない問題が多く起こっています。
持続可能な開発とは、これら多くの問題を解決し続けながら自然環境を保護し、人間らしい生活を皆が平等にできるように問題を解決する行動を意味します。 もちろん対象は地球上すべての人です!
SDGsは17のゴール、169のターゲットから作られています。
これら3つの側面から構成されています。
地球に住む人すべてが、安全で平和な生活を送れることを目標にしています。
戦争がない社会的な平和を構築するとともに、貧困を無くし経済的な成長も併せて行い、必要な分だけの資源やエネルギーを使っていくということで実現できます。
SDGsが掲げる目標は、地球単位で壮大な目標だとお思いではありませんか?そんなことはありません。
大きな目標を細分化したのが、169のターゲットにあたります。例えば海に行った際に、海洋ごみと呼ばれる漂流・放置のごみで景観が良くないと思ったとします。
個人ができることはなんでしょう?そもそものごみの排出を減らすことです。1本のペットボトルを、持参したマイボトルに変えることでもごみ削減に貢献し、ゆくゆくは大きな一歩へと繋がっているのです。
SDGsの目標は、2030年までに達成と定められていますが、期限が来てもずっと取り組んでいかなければなりません。
たとえ一時的にすべての目標が達成できたとしても、活動をやめてしまえば、せっかく整備できた環境がなくなってしまいます。地球の恩恵を受けて暮らしている私たちは、未来の地球の在り方に責任を取らなければいけないのです。
それは特定の誰かだけが得をする方法ではなく、私たち人類を取り巻く環境、一緒に暮らす生物が調和と安定、安心を手にする方法であるべきです。そのためにSDGsは地球上の全員が取り組むべき目標と定められているのです。
SDGsは、2000年に国連サミットにて採択されたMDGsを受けて作られています。
MDGsとは、「Millennium Development Goals」の略で、ミレニアム開発目標と呼ばれています。
貧困や飢餓の撲滅など2015年までに達成すべき8つの目標からなり、主に開発途上向けの目標として掲げられたものでした。これらは2015年までに一定の成果を上げ、その目標は経済的側面・環境的側面を加えたSDGsに引き継がれました。
SDGsはMDGsと異なり、先進国を含めすべての国が取り組むべき普遍的な目標として設定されています。これらの目標は、各国の政府や国主導の取り組みだけでは達成するのが困難であり、企業や地方自治体、学校や研究機関、そして世界の一人ひとりの取り組みが不可欠となっています。
その後、2017年にスイスで行われた世界経済フォーラムの年次総会であるダボス会議で、SDGsに取り組むことで経済価値と雇用創出へ繋がるという発表があり、それまでは地球環境の保護活動にとどまった取り組みだと思われていましたが、ビジネスチャンスでもあるということで、経済界にもSDGsの活動が広まっていきました。
一人ひとりが当事者というなかで、国ごとの達成率はどうでしょうか。見ていきましょう!
2021年度の日本の達成率は165ヶ国中18位です。
※出展 SDSN 閲覧22/6/2
SUSTAINABLE DEVELOPMENT REPORT 2021
なかでも主要な課題が残っているとされる項目は以下の5項目です
2021年度の達成率1位はフィンランドです。特徴は以下の4点です。
暮らしに自然ありきの考え方が強く根付き、今ある資源を活用していく意識が高いこと、国・行政・個人がそれぞれの立場からできることを進んで行っていることが、高い達成率につながっているといえます。
日本でも全閣僚をメンバーとした「SDGs推進本部」が設置され、政府としての指針や様々な分野で実行すべき取り組みを掲げています。 大きな目標に思えますが、例えば「自然の中できれいな空気を吸い、星を見たい」という希望から逆算するのもいいでしょう。
SDGsとは自然環境を守るだけでなく、自然の中にいる人間を大事にし、人間と自然が共存する地球という大きなものを守る取り組みです。
そして社会・経済・環境のいわば三方よしを達成し、未来の地球を作っていく責任が、私たち一人ひとりに課されています。 国単位で見れば、日本の達成率は18位と下方ですが、それはまだまだ取り組めることがあるという証拠です。
自社事業にSDGsを取り入れたい・環境にいい取り組みを進めたいが、なにをしたらいいかわからないとあればぜひ、SHIFT ONにご相談ください。一緒に企業の未来、地球の未来を考えていきます。