繊維リサイクルとは、不用となった衣服や布製品を資源として利用する手法のことを指す。
製品を繊維にリサイクルすること、アップサイクルとして別の製品に生まれ変わらせるといった廃棄後の利用や、補修や古着として譲渡することによって長く使用することが、資源を有効活用し循環型の繊維産業を作るための取り組みとして行われている。
繊維の排出元は衣類だけではなく、生産工程・アパレルメーカー・消費者からと様々な場面で繊維くずが発生する。
生産工程で排出される端切れや糸くずは同一素材のため比較的再利用がしやすいとされているが、製品化された衣類は複合素材でできているため、再資源化が難しく繊維リサイクルの課題となっている。
環境省の調査によると、年間手放される衣類のうち約65%が廃棄されている。※1
そのうち一部はサーマルリサイクルとして活用されているが、繊維から繊維へのリサイクルは1%未満であることを鑑みると、現状進んで行われている取り組みではないと考えられる。※2
※1 環境省「令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務」
https://www.env.go.jp/content/000028612.pdf
※2 経済産業省「第1回 繊維製品の資源循環システムの検討会 繊維製品の資源循環システムの構築に向けた技術開発について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/resource_recycling/pdf/001_05_00.pdf
・経済産業省「繊維製品の資源循環システムをめぐる現状と課題」(閲覧25/03/03)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/fiber/pdf/23012003-2.pdf
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