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2015年に国連サミットで採択された、2016年から2030年までに達成すべき国際目標のことです。
「Sustainable Development Goals」の略であり、持続可能な開発目標と訳されます。
17のゴール、169のターゲットから構成され、持続可能でよりよい世界を目指すために掲げられました。
これら3つの側面から構成されています。
地球はいま、危機にさらされています。
気温が上がり、海洋ごみは海の生物より多くなると言われ、海面水位は上昇し、気候変動により森林火災が発生しています。
人類の中でも格差の拡大がおき、生活の基盤であるインフラが正常に機能しない地域に住む子供の命が危ぶまれています。
貧困は経済・生活環境を蝕むだけでなく、紛争などの争いまで引き起こします。断ち切らない限り、安心して暮らしたい、というささやかな願いすらかないません。
私たち人類はいま、地球そのものがなくなってしまう危機に向き合わなくてはならないのです。
そこで地球に住まうあらゆる人が協力して成し遂げる目標として、SDGsが策定されました。
SDGsは、2000年に国連サミットにて採択されたMDGsを受けて、2015年の国連サミットにて採択されました。
MDGsとは、「Millennium Development Goals」の略で、ミレニアム開発目標と呼ばれています。
貧困や飢餓の撲滅など2015年までに達成すべき8つの目標からなり、主に開発途上向けの目標として掲げられたものでした。
これらは2015年までに一定の成果を上げ、その目標は経済的側面・環境的側面を加えたSDGsに引き継がれました。
2021年度の日本の達成率は165ヶ国中18位です。
※出典 SDSN 閲覧22/6/2
SUSTAINABLE DEVELOPMENT REPORT 2021
決して高い達成度があるとは言えませんが、裏を返せばまだまだ取り組めることがたくさんあるということです。
では実際に、すぐ生活の中に取り入れていける行動をご紹介します。
地球の危機と個人の生活に関連があると思えないですか?そんなことはありません。
個人ですぐにできるSDGsは以下のような種類があります。見ていきましょう。
2020年7月より、レジ袋が有料化となりました。そのためマイバッグと呼ばれる買い物袋を持って、買い物に行くことが身近なものとなりました。
ペットボトルは手軽で丈夫ですが、焼却を行えばCO2の発生につながります。
日々の飲み物はマイボトルにいれてみませんか?
マイバッグを持っていけば、ビニール袋の削減になり、マイボトルを持っていけば割引となる店舗もあります。
地球にやさしく、お得に買い物を利用できます。
ごみの分別をしっかりすることで、新たな製品となり使用できる廃棄物がたくさんあります。
レジ袋やペットボトルもその一つで、正しく捨てられなかったことで路上に放置されたりや海に流出し、自然界では分解されないごみとして溜まってしまうのです。
きちんと廃棄物をつぎにつながる有効な資源として循環させるためにも、各自治体の手順に沿った廃棄物処分を行わなくてはなりません。
また、ごみとして出してしまう前に、再度使えないか確認することも大事です。
フリマアプリなどで必要としている人に譲ることも、資源を無駄にせず使ったということになります。
1人で住んでいるから、家事の分担は関係ないとお思いでしょうか?それは違います。
消費電力は少なく、しかしパワーは充分ある家電と家事を分担することで、労力をかけずにやるべきことができるうえにエコな活動になります。
やるべき家事が大変であれば、人以外に頼っていいのです。もちろん2人以上であれば協力し合いましょう。
女性だから家事を完璧にこなさなくてはならないことはありません。生物学的な性別によって決めつけることは、その人を個人として認識していないことと同じです。
十人十色という言葉がある通り、人にはそれぞれの好み、考え方があり、誰かと全く同じということはありません。
働き方も同じく、その人に合ったものがあります。もちろん自我を通し、周囲と衝突するのは間違っています。
しかし話し合う機会をもち、分かり合おうとする姿勢を持つことで、他人を許容していきましょう。
人を理解し受け入れることは、自己の成長にもつながります。
壮大な目標を掲げるSDGsが、やっぱり自分の行動と結びついている気がしない、もっと細かく知りたいという方に向けて、国際連合広報センターは「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」を発表しています。
以下、項目を抜粋してご紹介します。
※出典 国際連合広報センター 閲覧22/06/09
持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版)
ガイドに掲載されていること、今回紹介したことは、自然環境への取り組みのほんの一部です。
日々の生活の中にある無駄に気づくこと、周囲の人や自分を取り巻く自然環境へ目を向けることが大事です。
SHIFT ONを運営する国際紙パルプ商事では、環境負荷の低減につながるグリーンビジネスの展開や気候変動対策、多様性を認め合いそれを活かすダイバーシティ&インクルージョンなどを企業の重要課題(マテリアリティ)として認識し、取り組みを進めています。
紙は80%以上が再度紙を作る原料として回収されているサスティナブルな素材です。当社では製紙原料となる古紙を年間120万トン以上取り扱っています。
皆様がご利用されるスーパーやオフィスでの古紙回収の仕組みもございます。
お客様のご希望に沿った運用方法をご提案致します。
また、昨今は自社で使用した廃棄物を再度自社で使用する製品に生まれ変わらせるクローズドリサイクルを多くのお取引先様にご採用頂いています。
クローズドリサイクルは、廃棄物の行先や用途が可視化されるとともに、原料のサプライチェーンの短縮にもつながる取り組みです。
紙以外のプラスチックなどの素材にも、クローズドリサイクルの仕組みを拡大しています。
お客様のご希望の素材に合わせたリサイクルの形を提案いたします。ぜひお問い合わせください。
壮大な目標達成に向けては、一歩ずつ行動することが大切であり、ソファで寝たままでもできる行動があることは大変心強いものではないでしょうか。
今回はいち個人として取り組める行動をご紹介いたしました。
個人の取り組みを支える行動を事業として確立すれば、企業でSDGsに参加しているといえるでしょう。
例えば廃棄する際も有害物質が発生しない、より質の高いマイボトルを製造するといった、個人の生活の支えを作ることで、環境問題への取り組みの一環になるということです。
SHIFT ONでは、ひとつの行動をそれだけでは終わらせず、さらに未来へつなげていく提案をさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。