リサイクルポリエステルとは、再生繊維の種類の一つ。
使用後のペットボトルやフィルム、繊維製品を原料にリサイクルして作られたポリエステル繊維。
従来のポリエステルの原料は石油であるため、リサイクルポリエステルを使用することで石油資源の使用量が削減される。これにより製造時の温室効果ガスの排出削減にも貢献する。

再生繊維とは

再生繊維とは、原料を一度溶かして分解し、再び繊維として再生したものを指す。
資源を有効活用する環境配慮型の製造方法であり、循環型社会の実現に向けたサステナブル素材として注目を集めている。

再生繊維の種類

再生繊維は再生の仕組みや原料の違いによって、大きく2種類に分類されます。

  • 化学的視点の再生繊維
    主に植物由来のセルロースや綿のリンター(副産物)などを化学的に処理し、人工的に再生した繊維。
    レーヨンやキュプラ、リヨセルが当てはまる。

  • サステナブル視点の再生繊維
    使用済みの繊維製品やペットボトルなどの廃プラスチックを原料として再利用した繊維。
    化石燃料由来の原料の新規使用量を抑制につながるだけでなく、廃棄物量の削減にもつながり、資源の循環利用を促進している。

リサイクルポリエステルのメリット・デメリット

  • 化学的再生繊維
    メリットは耐久性、吸湿性が高く、多くの機能性が付与されている。また製品によっては土中で生分解する性質を持つため、自然環境にやさしい。
    デメリットとして水を吸うと縮みやすいことが挙げられる。

  • サステナブル視点の再生繊維
    メリットは廃棄物を資源として活用することで廃棄物・CO2の削減につながる。また製品強度にも優れているため、幅広い製品へ活用できる。
    デメリットとしてマイクロプラスチックの発生が挙げられる。



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