脱炭素対策―ISCC PLUSに対応した当社での取り組みビジョンをご紹介―

カテゴリ
お役立ち情報  SHIFT ON green 
タグ
環境対応樹脂 

事業を最適化する紙総合商社SHIFTON

B!

当社ではISCC PLUSの認証を取得しています。これによりマスバランス方式でバイオマス由来素材使用量を割り当てた対象製品を取り扱うことが可能となりました。主に食品用フィルムが対象です。ほかにもサプライチェーンを通じてバイオマスやリサイクル原材料の使用を管理、トレーサビリティの担保をしていることを証明できます。
※東京本社、関西支店、中部支店が販売対象です。
今回は当社でのISCC PLUS認証取得後の運用について説明していきます。

ISCC認証で循環型社会の実現に貢献
企業のサステナビリティ準備ガイド

  • ISCCとはなにか
  • マスバランス方式とはなにか
  • ISCC認証取得でのメリット
  • 環境配慮製品でサプライチェーンを構築

マスバランス方式とは?
ISCCについて基本情報はこちら

脱炭素に向けた取り組みをおこなうなかで、適正に原料が管理され使用されていることを担保する意味を持ちます。...

ISCC PLUS認証取得後の流れ

当社ではバイオマス由来素材を原料にしたフィルム製品をマスバランス方式の対象としています。
例えばバイオマス由来が3トン、石油由来が7トンと合計10トンの混合原料を使用し生産した際、配合上ではバイオマスが3割となっています。そこにマスバランス方式を当てはめると、石油由来原料との混合であっても、使用したバイオマス原料の割合分(この場合3トン)を100%バイオマス由来の製品としてみなすことができます。
原料の入りと出をバランスよく配合することで、バイオマス原料100%製品を1種類だけ作るよりも、原料の配合率を変化させることで、現状バイオマス原料の使用が難しい製品にも広く対応が可能となります。
ISCC PLUSはサプライチェーンの中で、割り当てが正しく管理されているかの指標として監視をする役割を持っています。

マスバランス図説

 

FSC認証®とはなにか、詳細な説明はこちら
FSC認証®とは?環境に配慮した製品例をご紹介

FSC認証はSDGsの17の目標と169項目のターゲットのうち、14の目標と40項目のターゲットに対して貢献します。...

ISCC認証特集ページはこちら

当社での動き

当社では2050年までに、事業全体を通じて排出されるCO2の量を差し引きゼロにする”2050ネットゼロ”を目標に掲げています。従来の事業にとどまらず、今後はISCC PLUSの規格に準拠した食品フィルム製品の取り扱いを拡大し、マスバランス方式での環境負荷低減に向けた取り組みをおこなっていきます。

ISCC認証で循環型社会の実現に貢献
企業のサステナビリティ準備ガイド

  • ISCCとはなにか
  • マスバランス方式とはなにか
  • ISCC認証取得でのメリット
  • 環境配慮製品でサプライチェーンを構築

参考資料
環境省
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて

【出典元】KPPグループホールディングス株式会社 (kpp-gr.com)

関連記事

バイオプラスチックの原料とは?未来を左右する持続可能な選択肢

近年、地球環境問題への意識の高まりとともに、「バイオプラスチック」という言葉を耳にする機会が増えまし...

企業に選ばれるバイオプラスチックとは?種類・メリット・導入のポイントを解説

環境負荷の低減が企業や消費者に求められる中で、注目されているのがバイオプラスチックです。しかし、似た...

バイオプラスチック容器が注目される理由とは?環境に優しい素材の特徴・種類・導入事例を徹底解説

近年、地球環境問題への意識の高まりとともに、プラスチックごみ問題が深刻化しています。使い捨てプラスチ...

PLA樹脂とは|注目される理由と特長・minimaPLAをご紹介

環境負荷が少ないことで注目をされるPLA樹脂をご存じでしょうか。食品容器から農業用マルチまで幅広く使...

プラスチック資源循環促進法とは?使用製品12品目や事例も紹介

プラスチックごみによる環境汚染が深刻化する中、日本では2022年4月に「プラスチック資源循環促進法」...

高透明度の注目素材 NEQAS OCEAN に触れるチャンス!GREEN MATERIAL 2025に出展します

SHIFT ONを展開する当社では、来る2025年1月29日(水)~1月31日(金)10時-17時 ...