日本が挑む脱炭素社会|技術的・経済的な課題と対応戦略を徹底解説
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POP広告(Point of purchase advertising、購買時点広告)は小売店や飲食店などで消費者に対して購買を促す店頭プロモーションとして展開される広告媒体であり、商品の訴求だけではなくお店の雰囲気作りにも役立っています。紙素材のPOPもありますが、使用条件によっては耐久性・耐水性等が必要なことから汎用プラスチックであるポリプロピレンシートやPETシートも多く使われています。
POP広告は購買時点広告とも呼ばれ、実際に消費者が店頭で購買するかどうかを決める重要な広告媒体です。
特に、コンビニエンスストアなどではお弁当やお惣菜売り場等に使われ、シズル感を表現できるかどうかが大切なポイントの一つです。今回、お客様からご要望いただいたPOP広告用素材の環境対応化でも、環境にやさしいことはもちろん、商品の良さをちゃんと伝えられる素材かということも重要なポイントでした。
その他にも、冷蔵や冷凍等異なる温度帯に設置するため、掲出期間中に劣化しない耐久性や、水滴がついた際の耐水性などが求められます。
お客様の課題と向き合い、内容を突き詰めるとその他の課題も浮き彫りとなりました。
前述の通り、POP広告用素材には多くの機能が求められますが、従来の素材はこれらの機能を満たすことができていました。
これらの機能と環境にやさしいということを両立できる素材を探して、テストするもののどれも一長一短で、お客様のご要望を実現できる素材はなかなか見つかりませんでした。
あるメーカーが開発したバイオマス原料を使用した新素材に着目し、印刷テストまではクリアしたものの、最後の加工テストがうまくいきませんでした。
出来上がったPOPは商品の訴求をすることはもちろん、店舗のスタッフのことを考えて、設置しやすい仕様になっている必要があります。
そのための加工への対応が着目した素材では難しく、改良が必要でした。
わたしたちは素材メーカーと協力して、POPの製作過程ごとに課題を分析し、どのような物性の素材にすればPOPとしての機能と環境対応を両立できるか検討を重ねました。
いくつかの試作を経て新素材を開発し、お客様のご要望を実現することができました。
環境対応の取り組みは素材を環境にやさしいものに変えたら終わりということではありません。店舗や毎日の利用者も多く、取扱商品が幅広いコンビニエンスストアでは、様々な環境対応の取り組みを行われています。
わたしたちは、お客様と「ありたい未来」を共有し、素材のその先にあるサーキュラーエコノミーの仕組み作りにもお客様や取引先様とともに取り組んでいます。
店舗数:全国約20,000店舗
業種:流通
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