事業を最適化する紙総合商社SHIFTON
商品の梱包や配送時に封として使用される梱包用テープには、紙素材で出来たクラフトテープや目に沿って手で切れる布製テープ・OPPテープのほかに、水に濡らすと粘着性が発生するガムテープが存在します。
ガムテープとは従来、クラフト紙の片面に水溶性の糊が塗布されている、剥離剤や合成樹脂系接着剤の使用のないテープのことを指します。そのため、段ボールに貼られていてもそのままリサイクルが可能であり、廃棄する際にはがす手間がかかりません。
なかでも、トウモロコシなどの天然由来素材からなる糊を使用したリカテープは、大手インターネット小売業様の段ボールに梱包テープとして使用されています。
今回は日本理化製紙社製のガムテープ商品、「リカテープ」についてのご紹介と、実際に使用しているお客様の声をご紹介していきます。
製品を出荷する際に必要となる紙管やテープは製品を支える資材であり、使用が終われば廃棄されます...
一般的な粘着テープは、クラフト紙や布、OPPといった基材にゴム系や樹脂系の粘着剤を塗布して製造されます。
また、巻き取った際に粘着剤と基盤がつかないよう基材(粘着剤を塗布している反対面)に樹脂などの剥離剤を塗工します。
一方リカテープは、基材となるクラフト紙にでんぷんから作った天然素材の糊を塗布しています。
この糊は再湿糊と呼ばれ、郵便切手と同様に乾燥時は粘着性がなく、水で濡らすと粘着性を発揮する性質を有しています。
そのため糊を塗布した機材の反対面に剥離剤を塗工する必要がありません。
リカテープの表面はクラフト紙のため印刷が可能です。製品に封をした際に、自社の広告や環境に配慮した製品を使用していることをアピールできます。
また表面に剥離剤を使用していないため、重ね貼りや筆記にも対応できます。
リカテープのもう一つの特長として、粘着剤に天然由来素材を使用していることが挙げられます。製品には石油由来成分が使用されておらず、脱プラスチックが可能となります。
副資材として使用される梱包テープから脱プラスチックをすることで、使用する側の廃棄時にも配慮が行き届いた製品となっています。
布粘着テープやクラフト粘着テープは、加熱などでテープの痕跡を残さず剥がすことが可能です。
一方リカテープでは温度変化に強く、高い接着性があることから不正に剥がされにくいという機能を有しています。万が一、梱包した商品を不正に開封された場合でも一目で気づくことができます。
実際にリカテープを使用し、管理・加工・納品までをワンストップでおこなう株式会社テイケイスリッターサービスに使用の声をお伺いしました。
主に製品出荷の際に、段ボールの天地を止める用途に使用しています。
リカテープに変更前は化石燃料由来の粘着テープを使用しており、手作業で使う長さ分をカットしていました。
製品はインクジェットプリンター用メディア(印刷紙)であり、さらにこの用紙の巻取り芯は水に溶解しやすいグリーン紙管を使用しています。お客様は製品使用後の段ボール・グリーン紙管・リカテープすべて一緒にリサイクルに回すことが可能となります。
使用により、製品にかかわる副資材を環境にやさしい製品でまとめることが可能となりました。
当社では環境にやさしい包装資材を使用しております。実際にリカテープを使用し、管理・加工・納品までをワンストップでおこなう工程の中で、環境配慮にも力を入れています。
・作業性の向上
使用するテープの長さは調整できるとともに、オートで排出が続きます。
自力でカットをおこなう粘着テープではカットの作業が生まれますが、ディスペンサーから連続で排出されるため、そのまますぐ製品に貼ることができます。作業工程を少なくすることで、人の負荷を減らします。
また、これら手作業の工程が減ることから作業効率が上がり、出荷件数の増加につながります。
・コスト管理
ディスペンサーから排出されるテープの長さを固定で設定できるため、商品に対しリカテープ1巻で何回使用できるかの予測がつけられます。
手動だと人によって長さのばらつきが生まれるところ、リカテープでは安定した長さを保っての使用が可能です。
このことから使用期間が予測でき、コスト感の把握が可能となります。
環境にやさしい素材のため、剥がさずにそのままリサイクルが可能です。機能性も高く、従来の粘着テープと遜色ない機密性を保てます。使用量が固定化され、コストの算出にも役立ちます。
製品の発送や梱包時に必要な資材から、環境に配慮した製品に変更してみませんか。
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