Ranpakの使い方は?4つの主要機種の特徴と操作モードを徹底解説
最終更新日:2026/02/25

忙しい物流現場を逼迫させる「梱包作業」。そこには、ほんの小さなムダが積み重なっています。
緩衝材を取りに行く移動、手で巻き出す手間、作業者による詰め方のバラつき、そして緩衝材置き場によるスペースの圧迫……。
これらは「1回あたり数秒」のロスかもしれません。しかし、出荷量が増えればそのロスは膨大な時間となり、繁忙期の出荷遅延や残業増加の直接的な原因となります。
そこで今注目されているのが、紙をその場で加工して緩衝材をつくるシステム「Ranpak(ランパック)」です。
必要な量を、必要なタイミングで高速に作れるため、梱包の流れを止めず、誰でも同じ品質で作業できるのが特長です。さらに、機械はレンタル運用が可能で、初期投資を抑えて導入できる点も支持されています。
この記事では、国際紙パルプ商事株式会社が運営する「SHIFT ON」が、Ranpakの主要4機種(FillPak TTC/FillPak Mini/PadPak Guardian/Geami MV)の使い方と、現場への導入効果をわかりやすく解説します。
まず知っておきたい:なぜ今、紙の緩衝材が選ばれているのか
いま、梱包現場で「プラスチック」から「紙」への切り替えが加速しています。その理由は単なるトレンドではなく、衝撃的なデータに基づいています。
- プラスチックの現状:
世界で毎年4億トン生産されるも、リサイクル率はわずか9%。海洋流出するプラごみの約半数が「梱包由来」と言われています。 - 消費者の意識変化:
約4分の3が「エコな梱包になら追加費用を払っても良い」と考え、過半数が「環境に悪い梱包の製品は避ける」という意識を持っています。
もはやプラスチックを使い続けることは、ブランドイメージにおけるリスクになりつつあります。
そこで選ばれているのが「紙」です。段ボールと一緒にリサイクルでき、自然に還りやすく、どんな形状にもフィットする柔軟性を持っています。「地球に優しく、現場でも使いやすい」ことが、紙緩衝材が選ばれる必然的な理由です。
Ranpakを選ぶメリット

Ranpak(ランパック)は、世界30,000社以上で導入されている紙緩衝材のトップシェアメーカーです。
導入によって現場が得られるメリットは、主に以下の3点です。
- ✔ 作業の効率化
マシンの高速排出により梱包スピードが上がり、1日の出荷可能件数が増加します。 - ✔ 破損リスクの軽減
特許技術による高いクッション性で、輸送中の衝撃から製品を確実に守ります。 - ✔ 柔軟な運用
繁忙期は増設、閑散期は減らすなど、レンタルならではの柔軟な台数調整が可能です。
FillPak TTC:作業前の準備:電源・READY・紙セット
FillPak TTCを例として作業をスムーズに始めるための確認フローをご紹介します。
- 赤いボタンを押して本体の電源を入れる
- 緑のランプが点灯して「READY(スタンバイ)」を確認する
- 専用の紙パルプが正しくセットされているか確認する
- フットスイッチを踏みやすい位置に配置する
FillPakの使い方|“すき間埋め”を迅速に行う
FillPakの強み:出荷スピードが改善し、出荷個数が増加します

FillPakは、箱の中の空きスペースを埋めて製品を固定するためのシリーズです。
「すき間埋め」の時間を短縮することで、出荷ライン全体のスピードアップに貢献します。
エアバッグ(空気緩衝材)と比較した際の実証データでは、以下の通り劇的な改善が見られました。
| 項目 | エアバッグ | Ranpak (FillPak) | 改善効果 |
|---|---|---|---|
| 1箱の梱包時間 | 28秒 | 17秒 | 11秒 短縮 |
| 1時間の梱包箱数 | 128箱 | 211箱 | 83箱 増加 |
| 8時間の梱包箱数 | 1,024箱 | 1,688箱 | 664箱 増加 |
モード1:フットペダル連続排出(任意長)
【まずはここから】
足元のペダルを踏んでいる間だけ紙が排出され、離すと止まります。「あと少しだけ欲しい」という微調整が足で行えるため、導入直後の現場でも直感的に扱えます。
モード2:固定長(EDSモード)
【作業の標準化に】
あらかじめ設定した長さ(例:30cm)で紙が排出されます。紙を取ると自動で次の紙が作られるため、作業のリズムが一定になり、担当者による「使いすぎ」や「不足」のバラつきを防げます。
動画でわかる FillPak使い方解説はこちら
FillPak Miniの使い方|省スペースですき間埋め
FillPak Miniの強み:場所を取らずに動線を確保

「梱包台が狭い」「置き場がない」という現場に最適なのがFillPak Miniです。
スタンド不要のコンパクト設計で、棚の下や作業テーブルの上に設置可能。Geamiなどの他機種と組み合わせて、「包装+すき間埋め」を1つのテーブルで完結させるレイアウトも人気です。
FillPak Miniの3つの便利なモード
1)ペダルモード(踏んでいる間だけ出す)
必要な分だけ出して、足を離すと自動でカットされます。最小限の動作で箱詰めが完了します。
2)EDSモード(取ったら次が出る)

決まった長さ(例:40cm)を設定。紙を取り出すとセンサーが反応し、即座に次の紙を作成します。箱のサイズがある程度決まっている現場で威力を発揮します。
3)作り溜めモード

1本、2本、3本…と設定した本数を自動作成します。ちょっとした空き時間に作り溜めをしておくことで、梱包作業の「待ち時間」をゼロにします。
動画でわかる FillPak Mini使い方解説はこちら
PadPakの使い方|重量物・精密品を守る
PadPakの強み:高い保護性能でコストダウン

PadPakは、3層の紙を折り込んで「パッド状」にすることで、強力なクッション性を生み出します。
数十kgある重量物や、精密機器の梱包に最適です。発泡スチロールなどの成形緩衝材から切り替えることで、衝撃値を最大58%削減、梱包コストを最大57%削減した実績があります。
モード1:ペダルモード

必要な長さだけパッドを作成し、足を離すとカットされます。製品の形状に合わせて、その場で長さを調整したい場合に便利です。
モード2:EDS(定長)モード

常に同じ長さのパッドを作成します。「この製品には30cmのパッドを2本使う」といったルールを決めることで、誰が梱包しても高い保護性能を再現できます。
モード3:バッチ(作り溜め)モード

まとめてパッドを作成し、箱に詰めるだけの状態を作っておく運用です。重量物の梱包ラインなど、連続して同じ作業を行う場合に効率的です。
動画でわかる PadPak使い方解説はこちら
Geamiの使い方|包装をテーブル上で完結
Geamiの強み:脱プラ × 見栄え向上 × スペース削減

Geamiは、プチプチ(気泡緩衝材)に代わる、紙の緩衝材です 。ハニカム(蜂の巣)構造に広がるクラフト紙と、内側の薄紙を組み合わせて商品をラッピングするシステムです。
- テープ不要:網目が噛み合うため、テープなしで固定できます。
- ハサミ不要:手で簡単にちぎれるため、刃物を持ち替える手間がありません 。
- 省スペース:気泡緩衝材に比べ、在庫スペースを約1/5〜1/10に圧縮できます。
Geamiの操作方法と手順
1)選べる2つの排出モード
作業スタイルに合わせて、モードを切り替えられます 。
- ペダルモード(任意長)

フットペダルを踏んでいる間だけ排出されます 。自分のペースで巻きたい時に便利です。 - 定長モード(一定の長さ)

ツマミ操作で設定を変えると、ペダルを踏むたびに「一定の長さ」で排出されます 。同じサイズの製品を連続して包む際に効率的です。
2)スピード調整機能

本体上部のツマミで、紙が出てくるスピードをコントロール可能です 。
慣れないうちは「ゆっくり」で丁寧に、慣れてきたら「早く」して効率重視になど、作業者の熟練度に合わせて設定を変更できます 。
3)基本手順:伸ばす → 巻く → 手でカット
使い方の基本は以下の通りです 。
- 網目を伸ばす
- 製品を巻く
- 手でカットする
- 箱に入れる
見た目も美しく、開梱時のゴミも減らせるため、EC事業者様にも好評です。
動画でわかる Geami使い方解説はこちら
Rapak使い方のまとめ
最後に、Ranpak導入がもたらす効果を重要な数字で振り返ります。
- 環境貢献:プラスチック廃棄削減、消費者74%の支持獲得
- スピード:エアバッグ比で梱包時間を1箱あたり11秒短縮
- 保護性能:衝撃値を最大58%削減(PadPak)
- スペース:在庫スペースを最大90%削減(Geami)
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Ranpak導入で得られる未来
梱包のボトルネックを解消できれば、出荷量が増えても現場はスムーズに回ります。残業を減らし、出荷遅延のリスクを最小限に抑える体制が整います。
Ranpakの特徴
必要な分だけその場で作るオンデマンド方式により、保管スペースを劇的に圧縮。レンタル運用のため、繁忙期・閑散期に合わせた台数調整も容易です。国際紙パルプ商事株式会社(SHIFT ON)が、資材選定から運用設計までトータルでサポートします。
導入に向けた 一歩
「どの機種が、自社の現場に一番合うのか?」
それを確認する最短の方法は、現場で実際に使ってみることです。
無料トライアルを活用して、いつもの箱・いつもの商品・いつものスタッフで試し、その効果と使い勝手を実感してください。
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