屋内プリントメディアに最適:水性インクジェットの特長とメディア選定の要点

デジタル化が進み情報があふれる今、ターゲットに合わせて適切な媒体を選ぶ重要性が高まっています。 屋内で活用されるポスター・POP・大型パネル・バックライトなどの制作では、 水性インクジェットプリンタが有力な選択肢のひとつです。
水性インクジェットは、溶剤インクと異なり有機溶剤を含まないインクを使用するため、 人体・環境への負荷が低い点が特長です。 人が長時間滞在する屋内空間でも、より安全・快適に掲示できるプリントメディア制作につながります。
水性インクと溶剤インクの違い
- 溶剤インク:耐候性・耐擦過性が高く、屋外や長期展示に向く一方、VOC排出や臭気が課題になり得ます。
- 水性インク:無臭で場所を選びにくく、取り扱い・メンテナンスがしやすい。乾燥待ちが少なく連続印刷にも向き、VOC排出量も少ないとされています。
水性インクジェットのメリット(発注側・制作側)
- 発注側(エンドユーザー):廃棄しやすい/環境負荷が低い/比較的手軽・安価に印刷しやすい
- 制作側(出力・制作):乾燥が早く作業効率が向上/臭気が少なく特殊設備が不要になりやすい/リサイクル等で廃棄物削減にも寄与
- 共通:高発色・高精細でデザイン再現性が高い/印刷時も完成後も臭気が少なく安全
成果を分けるのは「メディア選定」
水性インクジェットの性能を最大限に活かすには、用途に合ったメディア(用紙・フィルム等)の選定が不可欠です。 代表的なメディア例は以下のとおりです。
- 布系(クロス/ポンジ):のぼり、タペストリー、バナー向き
- 合成紙:ポスター、POP、飲食店メニュー向き(耐水性や強度、種類の豊富さ)
- フィルム/PET:ラベル、バックライト向き(透明性・寸法安定性)
- 光沢紙/半光沢紙:ポスター、チラシ、冊子表紙向き(鮮やかな発色)
- マット紙:パンフレット、情報量の多いポスター向き(反射が少なく可読性が高い)
水性インクジェットメディアについて資料ダウンロード
「屋内用途で水性に切り替えたいが、どのメディアが正解かわからない」 「案件ごとに使い分け基準を整理したい」 そんな方に向けて、詳しく解説した資料『水性インクジェットプリンタのメリット/水性・溶剤インクの違い/最適なメディア選定のポイント』 をご用意しています。
SHIFT ON(国際紙パルプ商事株式会社が運営)では用途に合うメディア提案・サンプル手配・小ロット対応、さらに印刷/加工/アッセンブリまでまとめてご相談可能です。 具体検討を一気に前へ進めたい方は、ぜひご活用ください。






