『PACKAGE VOICE』東京巡回展|平和紙業の「紙」を使った創作パッケージ展のご紹介

様々な風合いや色を持つファンシーペーパーを取り扱う平和紙業のギャラリー「ペーパーボイス東京」で創作パッケージの展示会が開催されています。
紙の種類も加工方法もさまざまで、紙の持つ力や表現の幅広さを感じられる展示会です。
展示物のご紹介
本展では、作品すべてに平和紙業のファンシーペーパーが使用され、ペーパーボイスのシンボルマーク"〇まる、△さんかく、□しかく"をテーマに、自由な視点と発想で創られたパッケージが18作品並びます。
それぞれのパッケージ作品に架空のコンセプトと食品や化粧品などの包むモノが想定され、華やかな外見でありながら、実際にパッケージとして使用された際のイメージがしやすい展示となっています。
さらに今回の東京巡回展では、展示されたパッケージ作品に使用されているファンシーペーパーのサンプルセットをお持ち帰りいただけます。
展示品を見てから気に入ったファンシーペーパーを選んだり、サンプルセットと展示品を照らし合わせてみたりして楽しむことができます。
ぜひ紙とパッケージをより身近に味わってみてください。
筆者の一押し作品をご紹介
今回展示された18作品の中から、筆者の一押し作品を3つご紹介いたします。
1.福肉だるま
使用用紙:キュリアスメタルN スーパーゴールド
キラキラの質感が特別感を演出する、お祝品のちょっと良いお肉の缶詰デザインです。
キュリアスメタルNならではの繊細な輝きに心が躍ります。
ゴールドの原紙に印刷したことにより、印刷をしていない部分が箔を押したようにみえます。
一枚の紙の中でくっきりとした色の表現がなされ、紙印刷の奥深さや可能性を感じられます。ぜひ会場で実際に近づいて見ていただきたい作品です。
キュリアスシリーズについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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2.HERBAL OIL
使用用紙:トポラスF
波状の一枚の紙でびんを保護しながら、イラストを表現する面も広がるオイルのパッケージデザインです。
緩衝材としての役割も果たす機能性と、商品とパッケージが一体となって世界観を演出するデザイン性が両立する作品。
正面から見ても、横から見ても形やデザインの柔軟性を楽しむことができます。
3.TriCube
使用用紙:OKミューズパール / OKACカード
二つの三角が重なりひとつの立方体になるパッケージに丸い円柱の美容液がおさめられています。
ペーパーボイスのシンボルマーク"〇まる、△さんかく、□しかく"がすべて取り入れられ、形の変化を楽しめます。
OKミューズパールは角度を変えるとやわらかく輝き、美容液のイメージともマッチしています。
展示会概要
会期:2025年6月19日(木) ― 7月18日(金)
9:00~17:00[土日休館]入場無料
会場:平和紙業株式会社 ペーパーボイス東京
東京都中央区新川1-22-11
TEL 03-3206-8541
主催:平和紙業株式会社
ディレクション:株式会社サンデザインアソシエーツ、三原美奈子デザイン、株式会社イングアソシエイツ
本展は7月18日(金)まで開催中です。
実際にパッケージを目で見て、ファンシーペーパーに触れることができる展示会となっています。ぜひご来場ください。