環境に配慮した事業の実現に向けて資材の変更に取り組む│ヤマゼンロジスティクス株式会社でのグリーン物流についてお話を伺いました


最終更新日:2024/11/28
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環境に配慮した事業の実現に向けて資材の変更に取り組む│ヤマゼンロジスティクス株式会社でのグリーン物流についてお話を伺いました

ヤマゼンロジスティクス株式会社では、物流事業を通じて循環型社会の実現を目指し、地球環境の保全と継続的改善を行うため、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。

限られた資源を有効活用する一環として、梱包資材を従来のプラスチック製品から再生可能な紙資材へと切り替える施策としてRanpakを導入しました。
これによりCO₂排出量の削減とプラスチック廃棄物の削減を図り、環境に配慮した物流サービスの提供を目指しています。

今回はRanpak導入に至った経緯やどのような改善があったのか、今後さらに取り組むべき環境対応などを、株式会社山善 営業本部 物流企画部・齋藤様にお話を伺いました。

物流業界において配送時のCO₂排出削減は大きな課題であり、すでに取り組んでいる企業も多くあります。
一方で資材の環境対応は、注目され始めたところと言えるでしょう。
配送にかかせないコンテナ資材や緩衝材を紙素材へ置き換えることは、石油原料の使用を削減することや一般廃棄物の削減(紙はリサイクルが可能)につながります。物流業界のスコープ3への取り組み例の最前線をご紹介しながら、物流業界のいまを読み解きます。

Ranpak詳細資料

紙緩衝材ソリューション
Ranpak詳細資料

  • 紙緩衝材が選ばれる理由
  • Ranpakとは
  • 隙間埋め/緩衝材/包装/保冷
Ranpak詳細資料

―Ranpakを導入するにあたってのきっかけをお聞かせください

ヤマゼンロジスティクス株式会社は、主に物流サービスの提供と最適化を行う会社です。
株式会社山善のグループ会社として設立され、製品の流通を支えています。
物流業界において環境負荷の低減は不可欠な課題であり、当社でも様々な取り組みを行っています。
多くのCO₂が排出される場面である配送時の対策はもちろん、スコープ2・3での排出削減にも取り組んでいます。
なかでも梱包作業時の環境対応に取り組む際、CO₂削減と同時にプラスチックの削減も必要になると考え、梱包資材の紙化・Ranpakの使用をはじめました。

―トライアルから導入までに重要視された点をお聞かせください

環境負荷削減と作業の効率化が両立するかを重要視しました。
現状の緩衝材とRanpak使用時での、GHG排出量と化石燃料使用量の削減数値比較を提出いただきました。
効率化の中では特に作業時の導線の確保が挙げられます。機械が変更になることで現場の混乱が生まれることを防ぎました。
導入に当たっては前述の通り会社全体での環境負荷削減に取り組む姿勢が浸透しているため、問題なく使用に繋がりました。まずは大阪拠点、東京拠点と進めていきました。特に東京(ロジス東京)は2022年に新設されたこともあり、切り替えではなく新規での使用であったため、受け入れられやすいタイミングであったのではと思います。また、資材変更に伴う費用もこのタイミングで確定しています。
参照:国内12ヵ所目となる物流拠点「ロジス新東京」を新設
   「ロジス新東京」の名称変更について

―導入によって物流における環境課題の解決の実感はございましたか

プラスチック使用量を削減するという課題は、当社をはじめとする物流業界はもちろん、お客様も多くお持ちになっていた課題でした。
もともと希望されたお客様には、配送時の緩衝材をプラスチック系資材から紙資材に変更しご提供していました。
プラスチック系資材は産業廃棄物として排出されますが、紙資材は古紙として再度資源になります。
こうしたことで自社での使用後、お客様の元でも廃棄物削減に役立っているのではないかと思っています。

―実際作業される方の使用感想をお聞かせください

作業にはFillPak TTCを使用しています。紙緩衝材が機械から自動で排出されることで作業性が大幅に向上しました。ロールの紙緩衝材の場合、大量に使用する際は何周も紙を手で巻き出さなくてはならず、梱包数量が増える度に作業負担となっていましたが、これを解消することが出来ました。

実際の現場の様子


Ranpak作業
自動切断機能が搭載され、手動での切断がなく作業性が向上しました
Ranpak作業2
作業時の安定性のためクランプで固定しています。
作業台を有効に使用できるため、作業スペースの縮小化につながります。
資材での環境負荷削減やGCG排出量、化石燃料使用量の削減が可能に お客様のもとへ届いた資材が、使用後古紙として再利用可能 紙緩衝材の巻き戻しがなくなり負担が減少

―環境課題について、御社の今後の取り組みをお聞かせください

お客様とともに行っていく環境対応と、自社内で行う環境対応の双方で取り組んでいきたいと思っています。
取り組んでいることの一例として、リサイクル可能な段ボールパレットの使用、レンタルやリース資材の活用、貨物船や船の使用といったモーダルシフト、本社や倉庫で使用する電力を再エネ電気へ切り替えなどが挙げられます。
これらの活動は、CDPが公表した「気候変動レポート2023」において、Bスコアと評価されました。一定水準以上の環境配慮を持続的に行っていることが評価されています。
詳しい取り組みについてはこちらのページをご覧下さい。

参照:CDP「気候変動レポート2023」にて「B」スコアと評価されました 株式会社山善
   グリーン物流 ヤマゼンロジスティクス株式会社

まとめ

ヤマゼンロジスティクス株式会社では、環境負荷削減を事業軸の一つとして取り組み、それぞれのサプライチェーン上で対応し自社全体でのGHG削減対策をおこなっていました。
今回はスコープ3での対応に着目し、環境対応と作業効率の両立を実現した事例を伺うことができました。

Ranpakの紙緩衝材がどのように解決に向けて対応できたのか、実際の導入企業様のお悩みをもとに詳しいデータを載せた資料はこちらからダウンロードできます。
当社では環境対応や作業効率など、課題ごとの解決策を提案しています。

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紙緩衝材ソリューション
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  • 紙緩衝材が選ばれる理由
  • Ranpakとは
  • 隙間埋め/緩衝材/包装/保冷
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資材での環境負荷削減やGCG排出量、化石燃料使用量の削減が可能に お客様のもとへ届いた資材が、使用後古紙として再利用可能 紙緩衝材の巻き戻しがなくなり負担が減少

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場所:国際紙パルプ商事株式会社
住所:〒104-0044 東京都中央区明石町6番24号
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