特殊紙と機能紙の違いとは?目的や用途の違いを分かりやすく解説します

特殊紙と機能紙は、どちらも一般的な用紙に特別な特長の付与や加工がなされた紙の総称です。
しかし使用の目的が異なるため、明確な基準はありませんが、呼び分けがなされています。
今回は特殊紙と機能紙の違いについて、定義や特長、具体的な使用例を交えながら解説します。
特殊紙の特長とは:メリットや用途もご紹介
紙の表面にさまざまな加工を施すことで、独特な質感や風合い、色合い、透明感、光沢、凹凸などが表現された用紙のことを指します。
ファンシーペーパーとも呼ばれ、よりデザイン性や高級感を求める製品に使用されます。視覚的・触覚的なインパクトを与えるのが大きな特長です。
特殊紙のメリット
- 色、柄、模様などが豊富で、多彩な種類が存在しているため選択肢が多い
- よりインパクトのある印象を与え、高級感などを演出できる
- デザイン性に優れ、印刷物の差別化やブランドイメージの強化に貢献する
特殊紙の用途
・デザイン性やブランディングを重視する場面で選ばれることが多く、特別感や高級感を演出したい印刷物に適しています。
・商品パッケージ、DM、書籍の装丁など印象に残るクリエイティブな製品に活用されます。
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特殊紙の印刷方法
紙の表面加工によりインクが乗らない場合があるため、オフセット印刷やレーザー印刷、UV印刷が使用されます。
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機能紙とは
本来の紙の役割である「伝える」「包む」「拭き取る」に、特殊な加工を加えることで、新たな機能を保持している紙を指します。
耐水性や難燃性、抗菌性など特定の環境課や目的に応じた性能をもつ用紙は、機能紙に分類されます。
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機能紙のメリット
- 機能性を重視し、実用的
- 通常の要旨では難しい環境下や用途でも使用可能
機能紙の用途
・紙にどんな役割を持たせたいかに応じて機能紙は選定されます
・プラスチック代替品として紙の需要も高まっているため、環境配慮素材の側面も持ちます
特殊紙・機能紙の印刷・加工・選定のご提案なら当社へお任せください
特殊紙・機能紙はどちらも多くの種類があり、選定には専門的な知識が必要です。当社ではお客様の用途や目的に合わせた最適な製品をご提案できる仕組みを整えています。
・ワンストップでの対応
製品の選定から印刷、加工、納品までをワンストップで対応いたします。使用のご相談から完成までを一括してお任せいただくことで、お客様の業務負担を軽減し、スピーディかつ品質の安定した納品を実現いたします。
・豊富なラインナップ
用途や目的に応じて最適解をご提案できるよう、取り扱い紙のラインナップを豊富に取り揃えています。
まずはヒアリングをおこない、特殊紙の場合であれば完成イメージに沿って色や質感を重視した素材をご提案します。機能紙では紙はもちろん、合成紙やフィルムのご紹介も可能です。
まとめ
特殊紙や機能紙は、それぞれの特性を理解し、用途に応じて適切に選定することが重要です。デザイン性を重視した高級感のある印刷物には特殊紙が、耐水性や耐候性などの実用的な機能を求める製品には機能紙が適しています。
当社では、豊富なラインナップの中から最適な紙素材をご提案し、印刷から加工、納品までをワンストップで対応いたします。製品の目的や使用環境に応じて、効果的な紙選びをサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。