プラスチック問題の解決策としてプラスチック代替え素材と製品例
プラスチック問題を解決するサステナブル素材
2019年に策定された「プラスチック資源循環戦略」により、従来推奨されていた3R(リデュース、リユース、リサイクル)にRenewable(リニューアブル)が追加されました。これは、廃棄物となる前の素材の段階で改善を試みようとする取り組みのことです。
現在、様々な業界で、脱プラスチックの動きが活発になっており、既存の製品や資材をサステナブルな素材に置き換えることによって対応しています。本記事では小売り・飲食業界において脱プラスチックの対応にむけた具体的な方法などを説明しております。
また、プラスチックの代替素材に関する資料もダウンロードいただけますのでぜひご活用ください。
脱プラ・減プラに繋がるバイオプラスチック
バイオマス素材としてバイオプラスチックが挙げられますが、植物などを原料とするバイオマスプラスチックと自然界で細菌など微生物の働きにより分解されてしまう生分解性プラスチックおよび、バイオマスであり生分解性もするバイオマスプラスチックの3つに分類されます。
バイオマスプラスチックはおもに、レジ袋や食品容器包装、ペットボトルなどに使われ、生分解性プラスチックは皿・コップ・農業用フィルムなどに使われています。
また、生分解性を有するバイオマスプラスチックは食品用トレー、農業用フィルムなどに活用されています。
飲食業界で対応できる、紙化による脱プラスチックについて
脱プラスチック対応の手段として、紙化が挙げられます。
紙製品は、リサイクル率が高く、生産過程で使用するエネルギーが少なく、カーボンニュートラルの実現にもつながる素材です。
飲食業界では、使い捨ての包装材やトレーなど、1度きりの使用で廃棄されてしまう資材をプラスチックから紙に置き換える取り組みが進んでいます。
これらを紙化として進めることで、古紙として再原料化が可能となる点がメリットとして挙げられます。
さまざまなところで活用される紙製資材
アパレル業界では、試着時に着用するフェイスカバーの多くは不織布を使用したり、衣類用のハンガーは石油由来の素材を使用しており、石油資源の 枯渇や環境汚染につながる恐れがありました。
これらを紙製フェイスカバーや紙製ハンガー に置き換え紙化を進めることによって脱プラスチックを行っています。
その他にも、店舗で使用するポスターやキャンペーンシールなどを、耐水・耐候機能を 持つ紙製資材に、
店頭POPやウィンドウステッカーなど、再剥離性を持つ機能紙など多くの製品がリサイクル可能な紙製品へと置き換わっています。
店頭で使用する小物だけでなく、什器やボードも紙製の対応が可能です。
バイオプラスチックの利用以外の手段として紙製資材を使用することで、サステナブルな取り組みを行うことが可能です。
弊社で扱う環境対応素材・バイオプラスチック
弊社では、各種紙製品はもちろん、バイオマスプラスチック・生分解性プラスチックといった環境対応素材を数多く取り扱っています。
特にmodo-cell®は、主成分の竹を利用していますが、食品残渣や農業系廃棄物、製品製造の過程で発生するセルロース系残渣も原料として使用できます。
また成型は既存の金型や設備が利用できるため、製造方法を変えずに導入が可能なところが大きなメリットとなります。
NEQAS OCEANにおいては、加工性・透明度がともに高く、なおかつ海洋生分解樹脂のため釣り具のスプールに利用された実績があるなど、代替製品の幅が広がります。
まとめ
昨今では製品の素材から生産時、使用時、廃棄に至るすべての個所で環境対応がなされているかが重要となっています。
現状の成型環境をそのまま使用できるバイオプラスチックや、生産時におけるカーボンニュートラルが期待できる紙化など手段は多岐にわたります。 なにから始めたらいいかわからないなどお悩みをお持ちの方は是非、SHIFT ON にご相談ください
飲食・小売り業界においては容器や梱包材などの資材について、サステナブル素材に置き換える取り組みが進んでいます。
本資料では、現在主に利用されているバイオプラスチックについての種類、特徴そして使用例を、
また、紙化の取り組みとして、紙ストローや紙製フェイスカバーなどをご紹介しております。
ぜひ、飲食・小売業界の脱プラスチック対応に向けて本資料をご活用ください。
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