モノマテリアル×リサイクル|使用済み資源の活用法とは?
最終更新日:2025/02/27

資材のリサイクルを促進するため、企業間連携が進んでいます。特にモノマテリアル化や循環型システムの導入が注目され、持続可能な社会の実現に貢献しています。本記事では、自社と他社の先進的な取り組みを紹介します。
脱炭素社会の実現や資源の有効活用を目的として、使用済み資材の回収・リサイクルが進められています。
リサイクルを行う理由として環境負荷の低減やコスト削減があり、資源循環型社会の形成につながります。
資材のリサイクルは環境保護・経済発展・社会の持続可能性の3つを両立させる重要な取り組みです。
企業間連帯の強化によるリサイクルシステムの構築は、効率的・効果的な資源活用を促進させます。
例として、2025年1月30日より王子ホールディングス、日本マクドナルド、日本ケンタッキー・フライド・チキン、タリーズコーヒージャパンの4社は、共同で使用済み紙コップを回収し、紙製ハンドタオル(ペーパータオル)へのリサイクルの取り組みを開始しました。
また当サイトSHIFT ONを運営する国際紙パルプ商事株式会社は、株式会社栗原医療器械店、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属するザスパ群馬、王子ホールディングス株式会社と共同で、使用済み紙コップを「BOXティシュの箱」にマテリアルリサイクルする取り組みを開始いたしました。
紙コップは一般的に耐水性を持たせるため、プラスチックラミネート加工が施されています。そのため、古紙回収に出せない禁忌品扱いとされ、ほとんどは可燃ごみとして焼却処分されており、再利用技術による有効活用が望まれていました。
当社は左記の要望に対し、正田醤油スタジアム群馬で使用した紙コップを分別・回収し、紙コップの繊維分(パルプ)を再資源化のうえ「BOXティシュの箱」として再生することで、ザスパ群馬のパートナー店舗での販売や、同クラブの協賛企業である栗原医療器械店で活用するマテリアルリサイクルの取り組みを各社と共同で提案・開始しました。

正田醤油スタジアム群馬で使用された紙コップのマテリアルリサイクルを栗原医療器械店・ザスパ群馬・王子HDとともに開始|KPPホールディングス株式会社
昨今では環境負荷低減を実現するために、素材をリサイクル可能なものへ置き換えたり、使用後の廃棄までの仕組みを変更したりと様々な取り組みがおこなわれています。
限りある資源の循環利用のために、当社では様々な種類のリサイクル、置き換えに対応しています。

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【商品名:株式会社栗原医療器械店コラボBOXティシュ】 |
当社は2022年よりザスパ群馬とクラブパートナー契約を結んでおり、スタジアムで発生した紙コップの回収や再資源化の取り組みを実施・推進してまいりました。
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参照 (すべて2025/02/03時点)
企業・業界の枠を超えた低炭素・資源循環型社会への取り組み 4社連携による紙カップリサイクルの開始|王子ホールディングス株式会社
企業・業界の枠を超えた低炭素・資源循環型社会への取り組み 4社連携による紙カップリサイクルの開始|日本マクドナルド株式会社
企業・業界の枠を超えた低炭素・資源循環型社会への取り組み 4社連携による紙カップリサイクルの開始|日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
企業・業界の枠を超えた低炭素・資源循環型社会への取り組み 4社連携による紙カップリサイクルの開始|タリーズコーヒージャパン株式会社