販促物の選び方とは?20種類の販促物を用途・役割ごとに解説
販促物は、消費者の興味を引き、購買行動を促すための欠かせないツールです。
チラシやポスターなどの紙媒体から、デジタルサイネージや車両ラッピングまで、販促物の種類は多岐にわたります。
適切な販促物を選ぶことで、店舗や商品の認知度向上はもちろん、ブランドイメージの強化にもつながります。
本記事では販促物の役割・重要性や素材選びのポイント、販促物の主な種類について詳しく解説します。
販促物の役割・重要性
販促物は消費者の購買意欲を引き出し、商品やサービスの認知度を高めるための重要なツールです。
ノベルティや粗品、プレミアム景品などを通じて、企業や商品の名前を広め、ブランドイメージの向上につながります。
販促物は消費者だけでなく、社内スタッフへの配布にも効果的です。
企業ロゴが入ったグッズなどを配ることで、スタッフのモチベーションが高まり、会社への愛着や一体感が生まれやすくなります。
このように販促物を上手に活用することは、企業の成長に欠かせない要素といえるでしょう。
販促物のツールや素材選びのポイント
販促物を作成する際には、どのようなツールや素材を選ぶかが非常に重要です。
目的や用途に応じた販促物を作ることで、より効果的に消費者の目を引き、商品やサービスの魅力を伝えられるようになります。
ここでは用途や設置場所、仕上がりのイメージなど、販促物のツールや素材選びの具体的なポイントを解説します。
用途に適しているか
販促物を作成する際は、用途に応じた素材を選ぶことが重要です。
例えば、大量に配布する場合や消費者の手元に情報を長く残したい場合は、紙媒体が適しています。
チラシやパンフレットなどが紙媒体の代表例です。
一方で、多くの人に視覚的に訴えたい場合は、大きな看板や幕、ラッピング車両などの大型媒体が効果的です。
さらに、タイムリーな情報を迅速に伝えたい場合は、デジタルサイネージが役立ちます。
このように用途に応じてツールを使い分けることで、より効果的な販促活動が実現します。
設置する場所・期間に適しているか
販促物を設置する場所や期間によって、選ぶ素材は変わります。
屋外に設置する場合は、紫外線や雨風に強い耐候性のある素材が必要です。
ターポリンや耐水性の合成紙などが代表例で、長期間の設置でも劣化しにくく、コストを抑えられます。
設置期間が長い場合は、色褪せにくい素材を選ぶことで、メンテナンスの手間を減らせます。
また、設置場所の広さや周囲の環境に合わせて、サイズや形状を調整することも効果的です。
仕上がりのイメージと合っているか
色の再現性や光沢の度合いは、素材選びによって大きく左右されます。
鮮やかで目を引く仕上がりを目指すなら、インクジェット用紙や光沢紙を選びましょう。
文字を中心とした販促物の場合は、光を反射しにくいマットな素材を使うことで可読性が向上します。
ブランドのイメージやデザインに合わせて、光沢感や素材感を調整することが大切です。
販促物の主な種類
販促物にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる目的やシーンで活躍します。ここでは次の販促物について詳しく解説します。
- 看板
- 旗・幕
- ポスター
- 強度・耐性POP
- その他
看板
看板は店舗や企業の存在を広く知らせるだけでなく、シンボルとしての役割も果たします。屋外に設置する大型の看板は遠くからでも目を引き、通行人やドライバーに強い印象を与えることが可能です。
また、店舗の前に置くスタンド看板やデジタルサイネージは、リアルタイムで情報を発信できるため、集客や販促に大きく貢献します。
このように看板は企業や商品の顔として機能し、ブランドイメージの強化にもつながります。
屋外広告看板
屋外広告看板は、建物の外壁や独支柱に設置される大型の看板です。
遠くからでも視認できるため、交通量の多い道路沿いや商業施設の外壁などに設置されることが一般的です。
通行人やドライバーの目に留まりやすく、店舗や商品の存在を効果的にアピールできます。
スタンド看板
スタンド看板は、店舗の前や歩道に設置する自立型の看板です。
移動や設置が簡単で、営業時間やメニュー、セール情報などを気軽に掲示できます。
通行人の目に入りやすく、入店を促す効果があります。
特に飲食店や小売店でよく使用され、日替わりのキャンペーンや特別メニューなど、リアルタイムでの情報発信におすすめです。
デジタルサイネージ
デジタルサイネージは、電子ディスプレイを使って動画や静止画を表示する看板です。
動きのある映像で注目を集めやすく、季節や時間帯に応じて内容を切り替えることができます。
情報量が多く、柔軟にコンテンツを更新できるため、企業や店舗の訴求力を高める手段として人気です。
旗・幕
旗や幕は、周知や宣伝を目的としてさまざまなシーンで活用される販促物です。
大型で視認性が高いため、イベント会場や店舗の前など、多くの人が行き交う場所で効果を発揮します。
横断幕や懸垂幕、のぼり旗は遠くからでも目立ち、来場者や通行人へのアピールに役立ちます。
また、のれんやタペストリーなどは店舗の雰囲気づくりにも貢献し、ブランドイメージの強化に繋がります。
それぞれの特徴を理解し、用途や目的に応じて使い分けることが重要です。
横断幕・懸垂幕
横断幕は横長のデザインで、スポーツイベントやキャンペーンの告知に最適です。
広範囲にメッセージを伝えられるため、多くの人の目に留まります。
懸垂幕は縦長で、建物の高所から垂らすことで遠くからでも視認しやすくなります。
店舗のオープン告知やセール情報などに効果的です。
のぼり旗
のぼり旗は店舗の前やイベント会場などでよく見かける縦長の旗です。
設置や移動が簡単で、商品の宣伝やセールの情報を気軽に発信できます。
風になびく動きが自然と視線を集め、遠くからでも目立つのが特徴です。
のれん
のれんは主に飲食店や専門店の入り口に掛けられる布製の暖簾です。
店舗の雰囲気づくりやブランドイメージの確立に役立ち、日本の伝統的な店舗では欠かせない要素です。
店名やロゴなどを入れることで、店舗の個性を表現し、顧客が親しみやすい雰囲気を作り出せます。
タペストリー
タペストリーは壁面に掛ける布製の装飾で、店舗内外の装飾や商品の宣伝に使用されます。
高いデザイン性が特徴で、空間を彩りながら商品やサービスの魅力を強調できます。
コンパクトなスペースでも存在感を放つため、狭い店舗でも効果的に活用できる販促ツールです。
ポスター
ポスターは、商品やサービスの詳細情報を効果的に伝える販促物の一つです。
店舗の内外や駅、公共施設など幅広い場所に掲示され、イベントやセール、新商品の紹介などに活用されます。
ポスターは大きなサイズとデザイン性が特徴で、遠くからでも視線を集めることが可能です。
また、チラシやパンフレットのように手渡しで配布する必要がなく、設置場所を選ばずに長期間情報を発信できる点もメリットです。
強度・耐性POP
強度・耐性POPは商品やサービスの魅力を効果的に伝え、売り場を彩る重要な販促ツールです。
ここで6つの強度・耐性POPを紹介します。
卓上POP
卓上POPは、レジカウンターや商品棚の上に設置される小型の広告ツールです。
特にレジ付近に置くことで、待ち時間中の視線を集めます。
小型で設置しやすいため、店舗全体で手軽に活用できるのも魅力です。
スポッター(突き出し広告)
スポッターは、商品棚から突き出す形で設置される広告です。
通路を歩く顧客の視線を自然に誘導し、商品やキャンペーンを強調します。
限られたスペースでも目立ちやすく、情報をシンプルに伝えることが可能です。
シーリングPOP
シーリングPOPは、天井から吊り下げられるタイプの広告です。
遠くからでも視認できるため、店内全体に視覚的なインパクトを与えます。
空間を有効に使えるため、床や棚のスペースを圧迫せずに販促が可能です。
フロアPOP
フロアPOPは床面に設置する広告ツールです。
店内の導線に沿って配置することで、顧客を自然に商品へ誘導できます。
耐久性の高い素材が使用されており、長期間の設置にも耐えるため、継続的なプロモーションの販促物におすすめです。
等身大POP
等身大POPは、実物大のキャラクターや人物をパネル化した広告ツールです。
存在感が強く、写真撮影スポットとしても人気があり、SNSでの拡散効果が期待できます。
特に映画やアニメのプロモーション、アーティストのイベントなどで活躍します。
ミニのぼり
ミニのぼりは小型の旗状広告です。
手軽に設置でき、季節商品や期間限定品のプロモーションにぴったりです。
小さなスペースでも売り場の雰囲気を盛り上げる効果があり、視覚的に楽しい空間を演出します。
その他
販促物には、看板やPOP以外にも効果的なものが存在します。
ここでは3つの販促物について紹介します。
ウィンドウステッカー
ウィンドウステッカーは店舗や車両の窓ガラスに貼ることで、内外から視線を集められる広告ツールです。
再剥離タイプが多く糊残りが少ないため、短期間のキャンペーンや季節限定のプロモーションに適しています。
設置場所の自由度が高く、気軽に取り換えが可能なため、頻繁に内容を変更したいプロモーションに最適です。
フロアステッカー
フロアステッカーは誘導表示や注意喚起、広告などに活用されます。
エンボス加工による滑り止め効果があるため、安全面でも優れています。
剥がしても糊が残りにくく、清掃やレイアウト変更時にも手軽に対応可能です。
車両ラッピング(タクシーや電車)
車両ラッピングは、タクシーや電車などの車体全体を使って広告を施すプロモーション手法です。
移動する広告媒体として街中や広範囲で視認されるため、高い訴求力があります。
販促物に使用される素材と特徴
販促物に使用される素材は、用途や設置環境に応じてさまざまです。
例えば、紙や布、フィルムなど、それぞれ特徴が異なり、効果的な販促物を作るためには適切な素材選びが欠かせません。
ここでは、当社が取り扱う代表的な素材とその特徴について詳しく紹介します。
紙素材
紙素材は印刷のしやすさが特徴で、チラシやポスターなど幅広い販促物に使用されます。
例えば、インクジェット用紙は鮮やかで細かな印刷が可能なため、短納期のポスターやパンフレットに最適です。
また、耐水紙は水に強く、飲食店のメニューや屋外イベントでの案内表示などに活用されます。
コストを抑えつつ、用途に合わせて選べるのも紙素材の魅力です。
布生地素材
布生地素材は柔軟性と耐久性を兼ね備え、のぼり旗やバナー、タペストリーなどに使用されます。
例えば、ターポリンは防水性と耐候性が高く、屋外イベントや看板で長期使用する際に適しています。
トロマットは軽量で発色が良いため、イベントブースや展示会での装飾に最適です。
フィルム・ビニールシート
フィルムやビニールシートは耐久性や耐水性に優れ、屋外広告やウィンドウディスプレイ、車両ラッピングなどに使われます。
例えば、カッティングシートは好きな形にカットできるため、店舗の装飾や看板制作などに重宝されます。
バックライトフィルムは光を透過する性質があり、ライトボックスや電飾看板に最適です。夜間でも視認性が高く、集客効果を期待できます。
シール
シールは、簡単に貼り付けができる便利な販促ツールです。
商品ラベルやステッカー、キャンペーン用のアイテムとして幅広く利用されています。
耐水性や耐候性のあるシールを選ぶことで、屋外でも安心して使用でき、長期掲示にも対応可能です。
再剥離タイプのシールであれば貼り直しや撤去が簡単に行えるため、短期キャンペーンや期間限定のプロモーションに最適です。
販促物制作ならKPPに
販促物はチラシやポスター、のぼり旗から、車両ラッピングやウィンドウステッカーまで、用途や目的に応じて多様な種類があります。
適切な素材を選ぶことで、効果的に商品やサービスの魅力を伝えることが可能です。
「どのような販促物を制作すればよいかわからない」という方は、次の資料を参考にしてください。
当社では試作から量産まで幅広く対応しており、最適な素材選びをサポートします。販促物制作をご検討の際は、ぜひKPPにご相談ください。
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