バイオマスとはなにか 種類や活用方法をご紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
バイオマスとはなにか 種類や活用方法をご紹介

現在、化石資源由来素材の代替に対するニーズが高まっています。
従来の素材と同様の機能性は保ちつつ、環境負荷が低い素材としてバイオマスプラスチックが注目されています。
バイオマスという言葉は、素材だけにとどまらず産業や発電、教育や食材の場でも幅広く使用されています。
今回はそもそもバイオマスはとはなにかを解説し、事業に取り入れられる方法を紹介していきます。

自然に戻せる、だからmodo-cell

自然のもので 自然の力で 自然に還す
バイオマス素材 modo-cell®

  • なぜ脱炭素が必要か
  • 脱プラスチックについて
  • バイオマス素材modo-cell®
  • modo-cell®を使用するメリット
自然に戻せる、だからmodo-cell

バイオマスとは

バイオマスとは、生物資源(bio/バイオ)の量(mass/マス)を示す概念です。
化石資源を除く、動植物に由来する有機物の資源で、使用時に大気中のCO2を増加させないカーボンニュートラルの特性を有しています。
生育スピードが速く、再生可能な植物を活用することで資源の枯渇リスクが少ないこと、今まで使われていなかった素材や廃棄予定の素材でも条件によって有効活用できることがメリットとされており、持続可能な資源と考えられています。
さらに資源として利用していくことの先に、CO2排出量の削減や農村漁村の活性化を見いだせることから、循環型社会への貢献が見込まれます。

資源としてのバイオマスの種類

バイオマスの種類は、廃棄物、未利用資材、栽培作物の大きく3つに分けられます。

  • 廃棄物

生ごみや食品廃棄物、家畜の排泄物や下水汚泥など本来捨てるべき物質を資源として有効活用し、
飼料・堆肥などの素材、エネルギーの原料の大きく2つの使用用途に分けられます。
燃焼した際に排出されるCO2は生育過程で吸収していたCO2であるため、新たなCO2を発生させないという観点からカーボンニュートラルを可能とします。
また、資源の有効活用により排出される廃棄物の容積減量化につながります。

脱炭素社会についての詳細な説明はこちら
脱炭素社会 身近なごみからつながる脱炭素
シリーズ脱炭素社会|身近な”ごみ”からつながる脱炭素

個人の行動がいかに脱炭素社会の実現に密接しているかを”ごみを捨てる”という行動から読み解いていきましょう。...

  • 未利用

発生したものの使用機会がなく、廃棄予定だったものを有効活用します。とくに間伐材や林地残材(伐採した際に発生した枝や葉材のうち、木材としての価値が低くそのまま森林に残されているもの)は、運搬費用が困難なうえ、費用がかかることから利用に適さないとされてきました。
しかし化石資源の枯渇対策になることやCO2排出の抑制、森林整備も同時に可能となることから積極的な利用が期待されます。
稲わらやもみがらなども同じく資源として利用することで、農地への還元や廃棄以外の使い方が増えるとされています。

  • 資源作物

上記2つとは違い、資源として利用することを目的として栽培・培養された作物のことを指します。
原料として使用される成分として、糖質資源、油脂資源、でんぷん質資源の作物や藻類が含まれます。
農地の有効活用や、資源の地産地消が可能となること、エネルギーとして資源が循環することで持続可能性が高まります。

バイオマスの活用方法

バイオマスの活用方法はマテリアル化とエネルギー化の大きく2つに分けられます。

  • マテリアル化

マテリアル化とは堆肥や飼料、バイオマスプラスチックなどの物質として利用することを指します。
とくにバイオマスプラスチックは耐熱性・耐衝撃性が付加されたものも存在し、現状のプラスチックの置き換えに適しています。



バイオマスプラスチックについて詳しい記事はこちら
脱炭素社会 身近なごみからつながる脱炭素
modo-cell🄬をもっと知る バイオマス素材を知りたい際のお役立ち資料をご紹介

主に竹などの植物繊維を原料に、例えば食べ残し、コーヒーやお茶の出涸らしなどの食品残渣に含まれる植物性繊維を加えて再利用することが可能です。...

  • エネルギー化

エネルギー化とは、バイオマスを原料としてエネルギーを得ることを指します。
資源を燃焼しガス化することで得る熱をそのまま利用、または発電として利用する方法と、主に植物からアルコールを製造し燃料を製造する手法があります。

バイオマスを活用するメリット

国内に存在する多様な資源を有効に使用しているため、ほぼ持続的な利用が可能です。
資源の内訳は植物や動物、廃棄物や未利用資源であるため、新規の石油資源の使用量を減少できます。
植物や木材であれば、最終的に燃焼しても成長過程でのCo2吸収との差し引きが可能となり、カーボンニュートラルがおこなえます。
資源を利用するための加工や流通を、新しいビジネスとして捉えることができます。そしてバイオマスをマテリアル化して使用すると、CO2の削減量減少につながる置き換えに貢献できます。
現状使用している製品をバイオマス由来の製品に変更することで、廃棄時のCO2排出減少にもつながります。

まとめ

バイオマスの使用は一時的な環境対応にとどまらず、持続可能な循環型社会の構築に関わります。
当社では自然由来の素材を原料に、他の未利用資源を混ぜ込んで製造することが可能なmodo-cell®、酢酸セルロースを主成分とし、生分解性を有するNEQAS OCEANなどを取り扱っています。

自然に戻せる、だからmodo-cell

自然のもので 自然の力で 自然に還す
バイオマス素材 modo-cell®

  • なぜ脱炭素が必要か
  • 脱プラスチックについて
  • バイオマス素材modo-cell®
  • modo-cell®を使用するメリット
自然に戻せる、だからmodo-cell

参考文献
参照:農林水産省
バイオマスの活用をめぐる状況


参照:環境省
廃棄物系バイオマスの種類と利用用途


参照:林野庁 
なぜ木質バイオマスを使うのか


参照:環境省 
バイオプラスチックとは?


参照:福島県
再生可能エネルギーとは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SHIFT ONについて、
もっと詳しく知りたい方へ

SHIFT ONのソリューションに
関するお問い合わせや、
資料のダウンロードはこちらで承ります。

お問い合わせ

ソリューションに関する
ご質問やご相談など、
お気軽にお問い合わせください。

問い合わせる

お役立ち資料

事業の最適化に役立つ
ホワイトペーパーが、
無料でダウンロードいただけます。

資料ダウンロード

持続可能な社会や事業に向けた行動変容に対して意識を「シフト」させるための取り組みを提案します。

SHIFT ONについて

紙製品に関する意外と知らない用語が詰まってます!
ぜひお役立ち用語集、ご活用ください。

用語集