プラスチックの代替となる新たな環境対応素材を展示会でご紹介しました
最終更新日:2023/11/08
弊社ではプラスチックに代わる新しい環境対応素材を取り扱っています。
先におこなわれたフードシステムソリューションでは、主に食品業界における脱プラスチック問題の解決をテーマに掲げ、製品・素材を出展しました。
当社は竹を主成分としたプラスチック代替素材・modo-cell🄬をはじめ、透明性を有する生分解性樹脂NEQAS OCEANやパッケージの紙化としてパルプモールドなどを展示しました。
今回は来場された方のニーズに当社はどう対応できるのかを、製品を通じてご紹介いたします。
給食・大量調理現場での課題とは
当ブースへ来場された方にアンケートを実施した際、多くのお客様が環境対応を課題に感じていました。
課題の一例
- カトラリーを環境配慮製品にしたい
- 教育の現場でSDGsを学ぶ際に適した素材を探している
- 誰もが使用できる軽い製品を作りたい
- フードロス対応として、残渣を有効活用したい
- 使用した製品をサーマルリサイクルとして再利用したい
こんな解決方法を提案します
成形性の高さと環境対応を両立した素材を提案します
多くの場合、modo-cell🄬に専用の成形設備は不要です。既存の設備をそのまま使用できるため、生産時のイニシャルコストを抑えることが可能です。
原料は主に竹などの植物や、製品に使用済のセルロース系残渣であるため、新規で原料を作り出すエネルギーを必要としません。さらに特殊な環境を必要とせず、土中・海中での生分解性を有しています。調達から廃棄までにCO2排出量削減が見込まれます。
プラスチックの良さである透明度を残しながら環境対応が可能です
酢酸セルロースを主原料とするNEQAS OCEANは、従来の樹脂と同等の強度・加工性を有しています。
一般プラスチックのような透明性を持ち、様々な成形に柔軟に対応するバイオマス素材です。
さらに土壌、海洋など微生物が生息する環境下で分解がおこなえる、高い生分解性をもっています。
使い終わった製品を素材として再利用できます
modo-cell🄬は自然由来素材であるため燃焼時に有害物質が発生しません。燃焼カロリーが3800kcal/kgと高いため、燃料としても利用可能です。使用後は廃棄という考えから、再度形状を変えて利用できる素材に置き換える、ただの廃棄物を発生させない素材です。
また、通気性や保水性が優れているパルプモールドもご紹介できます。
紙マークが付随されている製品であれば使用後古紙として回収でき、再生が可能です。
今ある素材に価値を付与することが可能です
NEQAS BIOは廃棄予定であった卵殻を70%配合させたバイオマスマスターバッチです。
様々な樹脂と相性が良く、シート成形やインフレーション成形、ブロー成形など様々に対応できます。
現状使用している材料ペレットに混ぜることで、抗菌・消臭作用を付与することも可能です。
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