環境対応樹脂アンケート結果
最終更新日:2024/07/22
先日はメールマガジン配信ご登録者に向けて「環境対応樹脂についてアンケート」を実施いたしました。
ご回答いただきました皆様、誠にありがとうございました。
総数で48件もの貴重なご意見をいただきましたので結果をご参考いただければと思います。
質問内容バイオプラスチックを検討するにあたった理由をおしえてください。※複数回答可
環境対応、環境意識の高い顧客の獲得、イメージ向上の順番で導入検討理由を持っておりました。
上記については、脱炭素を進めていくにあたり、脱プラスチック・減プラスチックについて課題を持っている方が増えているのではないでしょうか。
実際に、エシカル消費という言葉が生まれ、倫理的な観点から商品やサービスを選ぶ消費行動単に商品を購入するだけでなく、その商品が作られる過程や、それが社会や環境にどのような影響を与えるのかを意識して消費するといった顧客が増加傾向にあります。
エシカル消費に対してのイメージは、これからの時代に必要が51.8%となり2016年調査と比べると大幅に上昇しています。
また興味度合いも、全体の59.1%が興味あるとなっており、こちらも同様に大幅に上昇しています。※1
質問内容バイオプラスチックを検討している製品をおしえてください。※複数回答可
日用品包装材、食品包材、食品容器の順番で環境対応樹脂の導入検討をしている様子でした。
日用品包装材として、洗剤容器やシャンプーボトルなどがあげられるのでしょうか。
また、食品包材・食品容器として総菜などのパックやドレッシングのボトル・インスタント食品のパックなどがあげられると思います。
こちらのプラスチック資材は、日々の生活で多く排出されており、各国の1人あたりプラスチック容器包装の廃棄量を比較すると、日本の人口1人あたりのプラスチック容器包装の廃棄量は、米国に次いで多くなっています。※2
各国における使い捨てプラスチック規制の動きも活発化しています。
フランスでは2020年1月1日以降、使い捨てのプラスチック容器について原則使用禁止とされています。
対象製品は、主な構成要素がプラスチックで、使い捨ての想定されているタンブラー、コップ及び皿。
例外として家庭用コンポストで堆肥化できる生物由来の素材を50%使用するプラスチック容器で、2025年までにはこの割合を60%に引き上げるとなっています。
イタリアにおいては、2018年6月、欧州委員会に対して、2020年1月1日より、マイクロプラスチックを含有する、洗い流せる化粧品の製造及びマーケティングを禁止する計画を通知となっています。
台湾においては、2018年12月、2019年から食品・飲料業界でいくつかの段階に分けて使い捨てのプラスチック飲料用ストロー、プラスチックバッグ、使い捨て容器・器具を禁止する予定であることを発表しました。
年においては、無料のプラスチック製ショッピングバッグ・使い捨て容器・使い捨て器具などを小売店で提供することが禁止となっています。※3
質問内容バイオプラスチック導入時に重要視される項目を箇所を教えてください。※複数回答
重要視される項目としてコスト、強度、生分解性能の順番で課題を持っている企業様が多い状況でした。
生分解性能についても、高い海洋生分解性を誇り、実際に釣り具のスプールに利用された事例もございます。
詳細はこちら
当社は生分解性樹脂「NEQAS OCEAN」を提案し、釣り糸スプールへの製造に採用されました。..環境対応素材の加工も可能です
海洋性分解の特性を持つNEQAS OCEANの採用事例
質問内容課題と環境に対するお取り組みの導入時期をお教えください。
導入時期としては未定を除くと1~3年と中長期で検討されている企業様が多い結果となりました。
実際に自社製品とあう素材がわからない。各素材でどんな特徴があるのかわからない。成形方法などに課題があるなど、ご不明点がありましたら、累計で4000社以上の取引先を持つ経験をフルに活用し、お客様の課題に対して親切・丁寧にヒアリング・提案し、試作から量産化まで責任をもって伴走いたします。
ぜひとも以下資料をダウンロードいただきお打ち合わせご希望の方はお問い合わせください。
※1消費者庁
「倫理的消費(エシカル消費)」に関する消費者意識調査報告書 P20 P21
※2、※3環境省
プラスチックを取り巻く国内外の状況 P9 P15 P16